萱島 知子 准教授

専門分野: 食生活学(調理科学)

現在の研究テーマ:

 私たちが毎日、口にしている食べ物は、意識せずとも体に影響を与えています。食べ物は体を維持・成長させるための栄養素を供給し、香りや味といった嗜好性を与えています。さらに健康を増進させ病気の予防に役立つ効果も示しています。私はこのような食べ物の健康効果について、特に微量に含まれている成分の働きを中心に研究をしています。また、佐賀をはじめとする地域の食材の機能性についても研究を進めていきたいと思っています。

 食べ物の健康効果は、「体に良い」「○○が効く」というように、消費者には効果が過大に評価された情報として伝わることがあります。このような情報との接し方について、家庭科での学習内容を検討しています。

受験生へ:
 食べ物についての研究は、食品成分等の働きを科学的に調べる一方で、自分や家族の食生活を振り返る良い機会ともなります。地域・生活文化講座では、このように自分の生活と専門性を連動させながら学問できる分野が多くあります。生活をより豊かにしたい人、ぜひ私たちと一緒に学んでみませんか?

左;調理実習の様子             右;調理学実験の様子

左;褐変反応の違いによるリンゴジャム2種(調理学実験)

右;調理学実験で作ったリンゴジャム